協和ハーモネット株式会社 協和ハーモネット株式会社 協和ハーモネット株式会社
協和ハーモネットの製品 製品情報 ニュース 企業情報 サポート お問い合わせ

    TOP > LAN規格情報

LANケーブル規格情報 協和ハーモネット LANケーブル

オーグメンティッドカテゴリー6規格について

規格動向 高速10ギガビット・イーサネットである10GBASE-Tは、2006年にIEEE802.3anで規格化されました。それをうけて2009年秋、ケーブルなどの規格がANSI/TIA-568-Cにてオーグメンティッドカテゴリー6 (以下cat6A) として定義されました。
   
特長 従来のカテゴリー5eの5倍、カテゴリー6の2倍の周波数、500MHzという広帯域を使用することで安定した高速データ通信が可能になりました。現在RJ-45(モジュラープラグ)を使用するイーサネットとしては最速の規格です。
   
問題点 cat6Aで最大の問題は、隣接するケーブルからのノイズ (エイリアンクロストーク) やバックグラウンドノイズ (携帯電話, テレビ, 無線機器, 送電線等のノイズ) です。<※1ご参照>
cat6Aは500MHzという高周波帯域を使用します。高周波では伝送信号の減衰やノイズが大きくなるためケーブルを束ねて配線する場合には、隣接するケーブルのノイズ対策を十分に行う必要があります。
   
テスト エイリアンクロストークの影響の有無は6-around-1という測定方法を用いて布設現場にてテストするよう推奨されています。これはテスト対象の1本のケーブルの周りに6本のケーブルを布設し、それらのノイズがどの程度影響を与えるかを測定するテスト方法です。このテストには大変な労力と時間がかかります。<※2ご参照>
   
対応策 シールドケーブルを使用するとノイズを大幅に低減することができ、厄介なエイリアンクロストークを考慮する必要がなくなります。さらにバックグラウンドノイズにも効果があり、隣接ケーブルへの影響も低減されて安定した伝送が可能になります。
   
推奨製品 複数のケーブルを束ねて使用する際やバックグラウンドノイズのある環境下で使用する際には当社のシールド付きcat6A対応ケーブルのご使用をお薦めします。



cat6Aで問題となるノイズ  ※1   エイリアンクロストーク特性の測定方法  ※2
エイリアンクロストークやバックグラウンドノイズ   6-around-1 テスト
cat6Aで問題となるノイズ   エイリアンクロストーク特性の測定方法



メタルLANケーブルを用いた配線規格の一覧 (ギガビット=1000メガビット / 秒)
規格 カテゴリー3 カテゴリー5 カテゴリー5e カテゴリー6 カテゴリー6A カテゴリー7 カテゴリー7a
IEEE規格 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T  1000BASE-TX 10GBASE-T 10GBASE-T 10GBASE-T
表記 Category 3 Category 5 Enhanced
Category 5
Category 6 Augumented
Category 6
Category 7 Augumented
Category 7
略表記 cat3 cat5 cat5e cat6 cat6A cat7 cat7a
周波数 100MHz 100MHz 100MHz 250MHz 500MHz 600MHz 1000MHz
伝送速度 10メガビット/秒 100メガビット/秒 1ギガビット/秒 1ギガビット/秒 10ギガビット/秒 10ギガビット/秒 10ギガビット/秒
構造 UTP *1 UTP UTP  UTP F/STP S/FTP *2 S/FTP S/FTP
プラグ RJ-45 RJ-45 RJ-45 RJ-45 RJ-45 シーモン社 : Teraコネクタ *3
ベルヒューズ社 : ARJ45 *4

※カテゴリー5は参考資料
   
*1 UTP : シールドなしツイストペアケーブル
*2 S/FTP : 2重シールドツイストペアケーブル・・・ANEXTの心配なし
*3 Four chamber connector の通称
*4 RJ-45とよく似た形状だがピン配置が異なる特殊構造

※注 ときどき見かけるカテゴリー6eは正式な規格ではなく各メーカーの呼称です。


カテゴリー7 / 7A対応のプラグおよびジャック
※注 : カテゴリー6A以下のプラグやジャックとは仕様が大きく異なるため接続することはできません。
 シーモン社 : Teraコネクタ ※3   ベルヒューズ (スチュアート社) 社 : ARJ45 ※4
Teraコネクタ プラグ Teraコネクタ ジャック ARJ45 プラグ ARJ45 平面図 底面図 ARJ45 ジャック
  ※スチュアートのコネクタは一般のコネクタ形状と類似していますがピンの位置が大きく異なります。

カテゴリー6Aの製品情報はこちら

製品情報へ戻ります




協和ハーモネット株式会社 Copyright(C)2011 KYOWA HARMONET LTD. all rights reserved.
ページ内のコンテンツ及び画像の無断使用・無断転記を禁じます。

プライバシーポリシー